著作権フリーとは?ロイヤリティフリーとは? 音楽の使い方と権利

音楽素材

著作権って何?

著作権とは、何かが創作された時から既に権利が発生しています。
それは素人が作ったものだからどうこうではなく、プロ・アマチュア問わず、私たちが作ったモノには作り手の権利があるということです。

なので、普段何気なくやってしまっていますが、ネット上から画像を適当に拾ってきて、ネット上で使うという行為は著作権の侵害ということになります。

著作権のないパブリックドメインとは

著作権は「著作者の死後50年まで保護される」と決まっており(本人が望む・望まない関係なく)、この50年の期間を過ぎると、「パブリックドメイン」と呼ばれる、社会の共通財産として扱われるようになります。

パブリックドメインになったモノは、インターネットや本などに自由に掲載することができるようになります。

一般的には「 著作権フリー 」という言葉に対して、誰でもどんな内容でも自由に使えるパブリックドメインと同じような認識でとらえられているようですが、素材サイトで掲げている「著作権フリー」の言葉の意味合いは少しだけこれとは違っています。

ロイヤリティフリーとは

もともと、著作権で保護されている作品や文章などは、使用する人が著作者に使用料(ロイヤリティ)を毎回支払わないといけません。
この毎回支払う使用料(ロイヤリティ)を無料にしたものが「ロイヤリティフリー」です。

ロイヤリティフリーの素材はダウンロードする際に有料ということが多いですが、初めに「利用する権利」を購入し、ダウンロードした後はずっと無料で使える、という意味合いで提供していることが多いです。

著作権フリーとは?

音楽素材サイトの他に、写真や画像の素材サイトでも同じくそうですが、多くの「著作権フリー」の素材サイトでは、「著作権フリー」と「 ロイヤリティフリー 」を同じ意味合いの言葉として使っています。

無料の素材サイトはネットで検索すればたくさんのサイトがヒットしますが、「著作権フリー」素材はあくまでも、そのサイト内で定めた利用規約の範囲内での使用が許されています。

また、著作権フリーで利用できる素材の中には、「商用利用不可」になっている場合もあります。

著作権フリーの素材サイトには、必ず利用規約というものが存在します。
利用規約は提供側と利用者がトラブルにならないために、あらかじめ提供側が作成されたマニュアルのようなものです。
フリー素材の使用に際し、不要なトラブルを避けるために、フリー素材を利用する前にはしっかりと利用規約を読んで正しく素材を利用しましょう。