キャップカットはめ込み合成のやり方-写真がトラック数の上限できない?

キャップカット(CapCut)

キャップカット(CapCut)はめ込み合成について解説します。
はめ込み合成のやり方や、 はめ込み合成のトラック数が上限に達したからできないケースの対応策などについても説明しています。

キャップカットはめ込み合成とは

キャップカットはめ込み合成とは、写真や動画を追加して重ねることです。

そもそも「はめ込み合成」って何?動画編集ってよくわからない!って方のために、キャップカット(CapCut)のはめ込み合成の機能についてもう少し詳しく説明すると、最初に「新しいプロジェクト」として選択したメインの画像や動画(メイントラック)の上に、別の画像や動画を重ねて追加することです。

「テキスト」で文字を上に重ねて入力するのと同じように、別の画像や動画を重ねるわけですね。

重なってできた階層のことを「レイヤー」と呼んだりします。

よく動画編集や画像編集のアプリやソフトでは、「テキストレイヤー」 と呼んだりもします。

キャップカットでも「テキスト」 と「はめ込み合成」で追加した画像や動画は、それぞれが別枠のレイヤーとして処理されているので、場合によっては「テキストレイヤー」と「はめ込み合成レイヤー」と呼んだ方が伝わりやすいかもしれませんね。


そして、「レイヤー」と似た言葉で「トラック」という言葉がありますが、大体両方は同じ意味だと思っていただければOKです。

例えば、「新しいプロジェクト」として選択したメインの動画や画像のことを「メイントラック」と呼んだり「メインレイヤー」と呼ぶこともあります。

厳密には「レイヤー」は階層という概念で、トラックとは階層にある枠組みみたいな概念です。
(トラックが各レイヤーにある、みたいな言葉の使い方です。トラック数=レイヤー数です。)



レイヤー(階層)があることによって、動画編集の際に複数の動画や画像が重なって、それぞれを編集することができます。

動画編集アプリの種類の中には、レイヤー(階層)が使えるアプリと使えないアプリがあり、 レイヤー(階層)が使えるアプリだと、より複雑な編集をすることが可能です。
(それぞれのアプリごとにレイヤーの数には限りがあります。)


ただ、 レイヤー(階層)が使えるアプリだと 、アプリの操作やアプリの編集画面の見た目が複雑になるので、本当にシンプルな動画編集しかしないって方には、アプリが複雑になるためデメリットではあります。
(そういうシンプルな操作性が好みの方は、レイヤー(階層)が使えない、機能の少ない動画編集アプリを使うことがおすすめです。)


ちなみに、キャップカット(CapCut) では、メイントラック(一番下のレイヤー)の階層を動かすことができないです。

そのための対策ポイントとして、メイントラックの動画や画像の階層を変えたい場合は、メイントラックとして使いたい動画や画像を選ばなかったり、上に全く同じものを重ねるという方法です。

最初に選択する「新しいプロジェクト」の動画や画像を、適当に選んでダミーとしてつかったり、「動画をストック」の白黒の画像を選んで背景として使う方法や、メイントラックとして選んだ動画や画像と全く同じものをはめ込み合成で上に重ねる方法などがあります。

キャップカットはめ込み合成どこ?(場所)

キャップカットの「はめ込み合成」のボタンは、メニューバーの「オーバーレイ」をタップすると「はめ込み合成を追加」というボタンがメニューバーに表示されます。
以前は、「オーバーレイ」のメニューバー部分のボタンが「はめ込み合成」と表示されていましたが、アプリの更新によって表示が「オーバーレイ」に変更になりました。

ちなみに、「オーバーレイ」の言葉の意味ですが、重ねる、被せる、覆うなどの意味があります。

「レイヤー」機能について

キャップカットで「はめ込み合成」をすると、新たな階層(レイヤー)が作られますが、階層が複数ある上での編集メニューにある、編集機能としての「レイヤー」について説明します。

「レイヤー」をタップすると数字が並べられていますが、一番大きな数字が一番上に重なっている動画や画像になります。(映像で表示される動画や画像です。)



「レイヤー」の数字をタップすると“その時点”での重なりの入れ替わりをすることができます。

上のサンプル画像では、6番目のレイヤー/トラックを選択した状態で「レイヤー」をタップしています。現時点では6番目ですが、1から5の他の数字をタップすると、重なりの入れ替わりができます。

例えば、1をタップすると、メイントラックの1つ上に配置されます。
(※今はメイントラック/メインレイヤーの上に6つレイヤーがある状態です。)


“その時点”でのが、どういうことかもう少し詳しく説明すると、「レイヤー」での入れ替わりは、動画のタイムラインのその時点(タイムバー)での階層の順番を指定することができるので、「レイヤー」機能での操作によって、頻繁に階層の入れ替わり(階層のいちばん上にあって、実際に表示される動画の切り替わり)を行う動画なども簡単に作れます。

なので、例えば6個の階層があったとしても、その時点での重なりが3つならば、「レイヤー」機能で認識される数は3となります。

普通の動画編集などで、階層の重なりを見ながら動画編集したい場合は、「レイヤー」で階層を変えるのではなく、ドラック&ドロップで動画の階層の位置をズラして編集した方がわかりやすいかと思います。


あと、スマホの画面サイズの関係上、階層(レイヤー)が複数あってもメイントラック含め4つまでしかタイムラインには表示しきれませんが、何の動画も画像も選択されていない(トラックが選択されていない)状態だと、スマホ画面のタイムラインの階層の部分を上下にスクロールすることが可能になるので、全ての階層(レイヤー)を確認することができます。

キャップカットはめ込み合成できない

キャップカット(CapCut)で「はめ込み合成」の機能を何度か連続して使っていると、「はめ込み合成トラック数が上限に達しました」とエラーが表示され、はめ込み合成できない状態になる時があります。

このエラーの状態だと、はめ込み合成で新たに写真や動画を追加することはできません。
これは、はめ込み合成で追加できるトラック数の上限に達しているためです。

もし、この状態で新たにはめ込み合成で写真や動画を追加したい場合は、一度エクスポート(書き出し)して保存した後に、その動画を新たに「新しいプロジェクト」として動画編集すれば、はめ込み合成で新たに写真や動画を追加することが可能です。

その場合は、エクスポート(書き出し)前の内容は編集できなくなるので注意しましょう。

なので、トラック数の上限を超える場合は、上限でエクスポート(書き出し)するのではなく、編集しやすいまとまりごと分けてプロジェクト(映像)を作り、最後に複数ある全てのプロジェクトをはめ込み合成で重ねるほうが作業がしやすいかと思います。


その他のエラーとしては、ある程度の数をはめ込み合成で写真や動画を重ねると「これ以上動画を追加するとレビューに問題が発生する可能性があります」と表示される場合がありますが、その後も上限までははめ込み合成で写真や動画を追加することは可能です。

エラーの内容通り、プレビュー再生が上手くや、正しく再生されないケースもあるようなので、注意してください。(私のケースでは、特にプレビューに再生に問題があるようには感じませんでした。)

キャップカットはめ込み合成の上限

キャップカットのはめ込み合成の上限は6つまでです。
これはある時点において、同時にはめ込み合成で追加された写真や動画が最大で6つまで重なることができるという意味です。

つまり、キャップカット(CapCut)の最大レイヤー数はメインレイヤーを含め7つまでです。
最初に追加されるメイントラック( 新しいプロジェクト )を1つとカウントすると、新たにはめ込み合成で追加して重ねられるトラック数は6つまでということです。

これは同じ時点で6つまで追加で重ねれるという意味なので、1つの動画編集内ではめ込み合成の機能を利用できるのは6回までという意味ではないので勘違いしないようにしましょう。

はめ込み合成で追加した写真や動画が6つ重ならなければ、無制限にはめ込み合成で追加することは可能です。(追加した6レイヤー内に収まれば、 無制限にはめ込み合成で追加することは可能という意味です。 )

基本的に、はめ込み合成で追加した写真や動画は階層の一番上である表面(並んでいるトラック/タイムラインの一番下)に、はめ込みしたものが配置されます

また、追加された写真や動画は、そのトラックを長押しするとドラック&ドロップで移動することができます。

なので、写真や動画は重ねるではなく、映像を伸ばすような、並列ではなく直列に並べる配置に移動することもできます。
(映像を伸ばしたい時も、はめ込み合成を使えます。)

もし、メイントラック(メインレイヤー)にはめ込み合成で追加した写真や動画を移動させたい場合は、移動を希望するトラックを選択して、メインメニューの「入れ替え」をタップすると、メイントラックに移動が可能です。