キャップカットで著作権フリーの音楽の入れ方

キャップカット(CapCut)

キャップカット(CapCut)で映像に音楽を追加して動画編集する方法はいくつかありますが、その際に注意しなければならないことがあります。それは音楽の著作権の問題についてです。

キャップカット(CapCut)アプリでは、たくさんの楽曲が用意されていますが、それらは基本的にはアプリ内で楽しむのもだと考えていてた方が良いです。

もしSNSなどに投稿するのであれば、ここで紹介する著作権フリーの素材サイトなどからダウンロードして使うことを強くおすすめします。

キャップカット(CapCut)の音楽の著作権の内容については、ページの後半でより詳しく解説しているので参考にして下さい。

このページでは著作権フリーの音楽を用意する方法と、実際に動画編集の時に音源を追加する方法を解説します。
キャップカットで基本的な音楽の入れ方について知りたい人は、以下のリンク先ページを参考にして下さい。

著作権フリーとは

まず初めに、著作権フリーの音楽の入れ方を解説する前に、2点だけ説明したいことがあります。
1つ目は、著作権フリーについてです。

音楽の著作権フリーについて軽くサラッと説明をします。

著作権フリーとは、簡単に説明すると自由に使うことができる音楽だと思っていただければOKです。
(ただ、自由といっても一定のルールがあります。)

そして、勘違いされやすいのが、著作権フリーの音楽でも、無料・有料の音源があります。
このフリーの意味は、著作権がフリーであって、料金が無料という意味のフリーではないです。

無料の音楽という意味だと、「フリー素材」「フリーBGM」「フリー音源」などというワードになります。しかし、各種Webサイトやみんなの認識では「著作権フリーの音楽=著作権が自由&無料」となっていることも多いです。

著作権フリーについて、もっと詳しく知りたい場合は別のページで解説します。

クレジット表記について

著作権フリーの音楽の入れ方を解説する前に、説明したい2つ目のことは、クレジット表記についてです。

音源を使う際に「クレジット表記」というものがあります。
クレジット表記とは、簡単に説明すると著作者の氏名や作品タイトルなどを表示すること。
「楽曲を自由に使うのは認めますが、クレジット表記してくださいね。」という内容です。

クレジット表記について詳しく知りたい場合は別のページで解説します。

著作権フリー音楽のダウンロード

動画編集に使いたい音楽を配布しているサイトは世の中にたくさんあります。
その中でもiPhoneやスマホで扱いやすい、おすすめの著作権フリーの音楽配布サイトというを基準で紹介していきます。

音楽配布サイトを種類分けをすると、無料か有料どちらかと、クレジット表記が必要か不要かがあるので、その種類分けをしています。

※この他にも商用利用(商業利用)の可能か不可能があります。商用利用とは営利目的で利用すること、利益を得ることです。YouTubeにアップする場合は、商用利用(商業利用)が可能な音楽配布サイトを利用しましょう。

※ご利用の際は各サイトの「利用規約」を改めてご確認ください。

著作権フリーで無料の音楽配布サイトおすすめ9選

著作権フリーで無料で利用できるおすすめの音楽配布サイトを数ある中から9つ厳選しましたが、結論から先に言うと無料で楽曲を探したいなら、初心者の方はまず初めに「DOVA-SYNDROME」という音楽素材サイトの一択で良いです。素材の数が多いことと、検索機能が充実していることが理由です。クレジット表記が不要で、商用利用が可能なので、とりあえず使ってみて困ることはないです。(個別に利用条件がある場合があります。)
「DOVA-SYNDROME」のダウンロードのやり方については、以下のページで解説しています。


「DOVA-SYNDROME」を使ってみて、検索してもなかなか思ったほしい楽曲が見つからなかったり、検索機能が使いづらかったり、自分がほしい楽曲の雰囲気が合っていなかったり、楽曲のクオリティに満足できなかったり、効果音がほしかったりしたら(効果音がほしい場合は、「効果音ラボ」がおすすめ)、別のサイトを使ってみるというスタンスで良いのではと思います。

無料の音楽素材サイト(クレジット表記が不要)

DOVA-SYNDROME

DOVA-SYNDROMEhttps://dova-s.jp
料金無料
クレジット表記不要
商用利用可能
楽曲の加工・改変可能
ジャンルオールジャンル
おすすめポイント音楽素材が12000点以上。検索機能が充実。

甘茶の音楽工房

甘茶の音楽工房https://amachamusic.chagasi.com
料金無料
クレジット表記不要
商用利用可能
楽曲の加工・改変可能
ジャンルオールジャンル
おすすめポイント音楽素材が500点以上。ジャンルやイメージから検索可能。

姉妹サイト(別館)の「ノスタルジア」ではクラシカルでアコースティックな楽曲を提供しています。

効果音ラボ

効果音ラボhttps://soundeffect-lab.info
料金無料
クレジット表記不要
商用利用可能
楽曲の加工・改変可能
ジャンル効果音
おすすめポイント効果音がほしいならここ。複数のパターンで用意されている。

YouTubeオーディオライブラリー

YouTubeオーディオライブラリーhttps://support.google.com/youtube/answer/3376882
料金無料
クレジット表記一部必要
商用利用可能
楽曲の加工・改変要確認
ジャンルオールジャンル
おすすめポイントYouTubeのアカウントがあれば使用可能。検索機能も充実。

※YouTube(ユーチューブ)以外で楽曲を利用する場合は原著作者の許可が必要。

無料の音楽素材サイト(クレジット表記が必要)

Oto Logic

Oto Logichttps://otologic.jp
料金無料
クレジット表記必要(有償ライセンスを購入すれば不要)
商用利用可能
楽曲の加工・改変可能
ジャンルオールジャンル
おすすめポイント4500点以上の音楽素材。ジングル(切り替わりのための短い音楽)がある。

HURT RECORD

HURT RECORDhttps://www.hurtrecord.com
料金無料
クレジット表記一部必要
商用利用可能(事前連絡で許諾を得る必要あり)
楽曲の加工・改変要確認
ジャンルオールジャンル
おすすめポイント2500点ほどの音楽素材。人気ランキングから楽曲を探せる。

魔王魂

魔王魂https://maou.audio
料金無料
クレジット表記必要
商用利用可能
楽曲の加工・改変可能
ジャンルオールジャンル
おすすめポイント1000点以上の音楽素材。一括ダウンロードも可能。プロが作詞作曲。

Mus Mus

Mus Mushttps://musmus.main.jp
料金無料
クレジット表記必要
商用利用可能
楽曲の加工・改変可能
ジャンルオールジャンル
おすすめポイント雰囲気、使用目的、カテゴリ、素材から曲を探せる。

ニコニ・コモンズ

ニコニ・コモンズhttps://commons.nicovideo.jp
料金無料
クレジット表記投稿者によって異なる
商用利用投稿者によって異なる
楽曲の加工・改変投稿者によって異なる
ジャンルオールジャンル
おすすめポイントクリエイターがいろいろな素材を投稿(投稿者によって利用規約が異なる)

少し趣旨を変えた、番外編としてご紹介させていただきます。

著作権フリーで有料の音楽素材サイトおすすめ9選

著作権フリーで無料で利用できる音楽配布サイトがたくさんあるのに、どうしてわざわざ有料の音楽素材サイトを使うの?と疑問に思うかもしれませんが、理由は3つあります。

  1. クオリティの高い楽曲を使いたいから
  2. 人と同じでない(かぶらない)楽曲を使いたいから
  3. 最近はかなり手頃な音楽素材サイトが多いから

このような理由から、有料の音楽素材サイトをおすすめします。
また、動画制作や編集で商業利用したかったり、複数のSNSに同じ内容の動画投稿をしたい場合などもニーズとしてはあります。
(多くのSNSでデフォルトで用意されている音楽素材は、他のSNSへの投稿が禁止されています。)


上記の項目に当てはまる人は、有料の音楽素材サイトを検討してみても良いでしょう。いずれにしても動画編集や動画制作をある程度本格的にやりたい人向けなので、そのような方に対しての話です。

これから紹介する有料の音楽素材サイトは、有料と言っても定額(サブスク)で楽曲が使い放題のプランがある音楽素材サイトを紹介していきます。月々数千円払うことによって、クオリティの高い音楽を著作権を気にすることなく使い放題できます。

複数の音楽素材サイトを紹介していますが、中でも一番おすすめなのが私も利用している「Audiio」というサービスです。

Audiioは有料の音楽素材サイトですが、超激安の値段で楽曲をずっと使い放題できる「買い切りプラン(LIFETIMEプラン)」があります。国内外の音楽素材サイトでこのような使い放題プランを提供しているサービスは他にはありません。
Audiioは楽曲の質や量の面でも定評があり、音楽素材サイトで最もメジャーと言っても良いArtlist(アートリスト)やEpidemic Sound(エピデミックサウンド)とほとんど遜色ない音楽を提供しています。
さらに、今だけの期間限定でその買い切りプランを60%割引の199ドル(約2.5万円)という破格の値段でプロモーション中です。以下のページで詳しく解説しているので、より自由に、より高品質な楽曲を使ってみたい方は必ずチュックしてください!!(名前・メールアドレス・パスワードの入力だけで、誰でも無料で使い勝手や品質を確かめれます。)



それでは、その他の音楽素材サイトも含めて一覧で紹介していきます。
それぞれの音楽素材サイトについては、個別のページで詳細を解説したり、比較ページを分析してみたりするのでそちらを参考にして下さい。

ダウントードした音楽をキャップカットに入れる方法

著作権フリーの音楽をゲットしたら、今度は動画編集でその音楽をキャップカットに取り込んで編集してみましょう。

キャップカットの通常の動画編集の画面のメニューバーから「オーディオ」をタップ(または「音声を追加」をタップ)し、その後に「楽曲」をタップします。



①楽曲を追加方法がいくつか表示されます。マイミュージックの「デバイスから」をタップします。

②スマホ(android)の場合は、デバイスにある音楽が表示されます。(曲名と長さとファイル形式)
追加したい音声を選び「+」ボタンをタップすると、メニューバーのある編集画面に戻ります。


iPhoneの場合は、iTunesに取り込まれていないと「デバイスから」の項目で楽曲として認識されません。音楽配布サイトなどから新たに音楽をダウントードした場合は、ダウントードした音楽をiTunesに取り込み、iPhoneと同期する必要があります。


もし、新たにダウンロードした音楽をiTunesに取り込み、iPhoneと同期するのが手間なようらば、ダウントードしたファイルを選択してキャップカットで開く(シェアする)を選ぶと、キャップカットのアプリに読み込まれます。(音声として追加されます)
ファイルを開く(シェアする)時は、キャップカット(CapCut)アプリを起動しておかないと、上手く取り込まれないので注意してください。


音楽配布サイトではなく、iTunesで楽曲を購入(ダウントード)した場合は、著作権について注意することと、ファイル形式がAACファイル(Advanced Audio Coding ファイル)となっているため、キャップカットへ楽曲の追加ができません。ファイル形式を .mp3などにする必要があります。
以下のサイトでオンライン上で簡単にAACからMP3に変換できるので、必要な方は利用してください。

Convertio (オンラインファイルコンバーター)

Aconvert (オンラインファイルコンバーター)




以上がキャップカットで著作権フリーの音楽の入れる方法になります。
音楽によって完成後の動画のクオリティや印象は大きく変わるので、今回紹介したサイトを参考に、いろいろなこだわって音楽を選んでみてください。
きっと、今まで以上のステキな映像になると思います。

キャップカット(CapCut)の音楽の著作権について

キャップカット(CapCut)アプリで用意されている楽曲は、基本的には著作権フリーであったのですが(そういった内容が利用規約に書かれていましたが)、アプリの何度かのアップデートやバージョンアップにより、用意されている音楽も大きく入れ替わりました。
合わせて、利用規約の内容も頻繁に変わっています。(頻繁に変わるのは、アプリに新しい機能がドンドン追加されているからって理由もあります。)

今の利用規約を読んでも、著作権の内容がハッキリと明言されていないため(わかりにくいため)、SNSなどに投稿する場合(特にTikTok以外のSNS)では、アプリ内に用意されている音楽を使うことはおすすめできません。

SNSなどに投稿する場合は、著作権フリーの音源を自分で用意して動画制作することを強くおすすめします。
(SNS上でのやり取りではなく、個人や友達との直接的なやり取りで楽しむ分には問題ないと思われますが、これも自己責任・自己判断の内容です。)



少し前に、日本で一番メジャーな著作権フリーの音楽素材サイト(BGMや効果音サイト)の「Audiostock(オーディオストック)」とキャップカットの「バイトダンス(ByteDance)社」が提携しました。

それにより、アプリ内でAudiostock(オーディオストック)の楽曲を使うことも可能となりました。しかし、それをどういった使い方までできるのかは不明です。

「無償でAudiostockの作品を使用し、動画等のコンテンツ制作をすることができます。」とAudiostockのサイト内には書いてありますが、制作したものをSNSなどで投稿していいのかは不明です。
これらの楽曲も、基本的にはキャップカット(CapCut)アプリ内だけで楽しむべきものだと思います。

楽曲の一覧表示でオレンジ色で画像に「Audiostock」と書いてあるものがそれにあたりますが、音を選ぶ際の1つの目安にしていただけたら良いかと思います。

プレスリリース
Audiostock、ByteDance株式会社と包括契約を拡大しCapCutやUlikeなど10以上のサービスへ楽曲提供を開始





キャップカット(CapCut)アプリ内に用意されている音楽の著作権については、問い合わせをした際は以下の返事がありました。

The fonts, effects and sounds that we bought are just for the use in our app. We have no right to permit you to use any fonts, effects or sounds in other places besides CapCut.

フォント、エフェクト、サウンドは、アプリで使用するためだけのもので、キャップカット以外で使用することを許可する権利はないです。

という、すごく真っ当なお返事をいただきました。
これらの内容をご自身が判断して、キャップカット(CapCut)アプリで動画編集をより楽しんでもらえればうれしいです。


キャップカットの「バイトダンス(ByteDance)社」については、以下の記事で説明している部分があるので、興味がある方は参考にして下さい。